借り入れする業者によって金利はかなり違ってくる

一言で借り入れと言っても、その金利には大きな違いがあります。

住宅ローンなどの年率1~5%のようなものから、10日で1割の金利(俗に言う『トイチ』です)のような高金利の借り入れまでさまざまです。
金利に関する法律の定めは、以下の3つになります。

1.法定金利
2.利息制限法
3.出資法

借り入れする側としては、できるだけ低金利の借り入れ先を選ぶことが大切です。
「そんなことは当然のこと」と思われるかもしれませんが、実は実際にこのことを実行されている人は少ないのです。

その理由は、簡単にできる借り入れを優先してしまうからです。
消費者金融やクレジットカードによるキャッシングはとても簡単にできる借り入れですが、金利は銀行などと比較すると高めの金利に設定されています。

もちろん、銀行で借り入れをする人も少なくありません。
しかし、銀行の場合は、消費者金融よりも審査が厳しく、その場で簡単に借り入れすることはできません。
こういったハードルの高さが、人が高金利の借り入れに手を出してしまう1番の理由でしょう。

簡単に借り入れができるには理由がある

しかし、『簡単に借り入れができる』ということには理由があるということを知っておかなければいけません。

その1つは、金利が高く設定されていること。
そして2つ目は、取り立てが厳しいからなのです。

金利というものは、とても恐ろしいものです。しかも、利息だけではありません。もし返済を滞納させてしまえば、遅延損害金までかかってきます。
この2つの要素により、一度返済が困難になった借り入れは、あっという間に大きな物となっていきます。
しかし、厳しい取立てから逃げたいと言う理由で他の業者から借金したお金で返済してはいけません。そうして返済してしまえば、複利で借りたのと同じになります。

お金を借り入れする時は、決して面倒くさがってはいけません。
借り入れ地獄に陥らないためには、できるだけ金利の安い業者を調べてそこから借りることが大切です。
そして、『簡単に借りられる』ということを覚えてしまうと、少しお金が足りなくなった時に「次の給料で返せばいいからちょっとだけ借りよう」という意識になってしまいやすくなります。
借り入れをしたり返済をしたりを繰り返しているうちに、何かの都合で返済できなくなることも充分にあり得る話です。

お金を借り入れする時は、こうした借金地獄に陥らないようにしっかりと考えて借り入れしなければいけません。

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